音楽冒険活劇 ペール・ギュント

2012年12月4日〜9日 日暮里d-倉庫 音楽冒険活劇「ペール・ギュント」の、稽古場日誌です。

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ペールと一色の大切な子

一色洋平です!


これが、
僕が更新する、最後の公演ブログとなります…。

短いようで長い間
本当に多くの方々に見ていただいて
誠に有難うございました…

心の底より感謝申し上げます。

公演の楽しみ、期待にはなりましたでしょうか?…

素敵な出演者達を
少しでも知っていただけましたでしょうか?…

石丸さち子さんの愛
伊藤靖浩さんの力

少しでもこのブログで届きましたでしょうか?…

皆さんの楽しみに少しでもなれていたのなら
これ程嬉しいことはありません…




では、最後にですね

私一色洋平が

ペール・ギュントとしても

そして

一色洋平としても

本当に心の底から
心の髄から、根っこから、全身を振り絞って愛した

こちらの女性をご紹介させてください…

IMG_20121203_193500-1_20121211020532.jpg

佐伯静香(さいき しずか)さんです。


「写真に動きがあった方がいいでしょ?」

そう言ってこんなポーズをしてくれました(笑)



この音楽冒険活劇『ペール・ギュント』は最初
さち子さん、伊藤さん、そして僕の
3人で始まりました。

ペール・ギュントという大役に挑むには
全体稽古(全キャストが集まっての稽古)が始まってからでは
僕の力からしても(ほぼ無いに等しかった)
物理的に残された稽古時間からしても明らかに遅く
稽古初段階は、ひたすら僕のための集中稽古でした。

毎日、昼から晩まで、毎日…毎日…

俳優として、
これ以上に幸せな日々はもう来ないのではないかと
錯覚してしまう程、幸せでした…


本当に…

全体稽古が始まる段階までに
つまり
顔合わせ&本読み(始めて全キャストが顔を合わせ、台本を読む稽古)までに
少しでも全キャストに安心を与えられる様に、
「こいつがペールを演じるのなら、のった!!」
と思わせられるように、
一色洋平ペールのスタートラインを、
全員に輝いて、胸を張って提示してみせるための稽古でもありました。



そんな稽古初段階のある日…

さち子さんとヤス(音楽の伊藤さん)さんが稽古終わりの僕に言いました。

「明日、ソールヴェイに会えるよ!洋平!」


それは、僕は待ちに待った
心躍る最高の待ちくたびれたイベントでした…






ペール・ギュントは、20歳の頃
とある婚礼の祝宴の場にてソールヴェイと出会います。


あんなに綺麗な女の子は見たことが無い!
と、ペールは執拗にその子に猛アタックしてみせます。

ですが、ソールヴェイは身にまとうエプロンと同じく
真っ白で純粋な、汚れのない15歳の女の子。

荒くれ者で村八分のペールは、奇しくもアプローチに失敗してしまいます…

ですがその後しばらくの月日が流れ、
なんとソールヴェイの方がペールの元へと出向いてきます。

ソールヴェイはペールを毛嫌いしていたのではなく
今まで見たことのない、周りに一切なかった「新世界」
ペール・ギュントに見い出し、戸惑いの反応を示していたのです。

汚れの無い女の子が、自分の中に新世界を作ったのです。

二人はペールの作った山奥の小屋で
永遠に人生を共にしようと幸せに満ち溢れますが
しかしそこでペールは、ある女との再会によって
ソールヴェイと別れてから再会するまでにいかに自分が身を汚したかを
深くつきつけられ、考えさせられます…

そこでペールのとった行動は「回り道」

汚れた自分がソールヴェイを汚さぬよう
まっすぐ彼女と生きる道を選ぶのではなく
回り道をして彼女と生きる道へとたどり着こうと決心をします。

そしてペールはソールヴェイに、
自分が建てた小屋のドア越しに伝えます。

「長くても、短くても、待っていてくれ。」

ソールヴェイは澄んだ声で

「ええ。待っているわ。」

そう答えるのでした。


しかし、ペールの回り道は、結局
死ぬ間際まで続くことになるのです。

それも、
ソールヴェイのことなど忘れて…

そして人生最後の日の晩にペールは
自分の人生は、一体なんだったのかという永遠の謎を解くべく
故郷の森中を駆けまわります。

そうして一番最後にたどり着いたのが
自分が20歳の時に建てたあの小屋で暮し、
ペールを待ち続けるソールヴェイの元でした。

何十年も待たせ続けたソールヴェイに向かってペールは

「ただいま」でも
「すまない」でも
「愛してる」でもなく

俺の人生がなんだったのかという謎を解け!
と、執拗に迫ります。

まるで、祝宴の場で執拗に迫ったかのように…

ソールヴェイは
私の信仰の中、希望の中、愛の中にあなたは居た
と、ソールヴェイの信じる答えを述べ
ペールはソールヴェイの膝の中で、静かに眠るのでした…


さらっと書くつもりが、
ペールとソールヴェイについて語り出したらもう…


手が止まらないどころか

涙が止まらなくなりました……(撃沈)




つまりは!!

そのソールヴェイにやっと会える!!!

そういう心持ちだったのです!!(要約)



そうして、翌日の稽古場…

ソワソワするのも当然です…

さち子さんもヤスも楽しみにしています(二人は面識有り)


「どんな方!!??」

「か…可愛い??…」

「可愛いっていうより、綺麗っていうタイプ?…」

なにを聞いてもさち子さんとヤスは

「会えばわかるよ♪」

の一返答…

何事も僕に対して焦らすのが
二人の常です(笑)

でも、そんな中、唯一二人が僕に気にかけてくれたこと
それは…

「洋平は静香を気に入るかな…」


少し書き始めただけでも
先程の様に止まらなくなってしまうほど、
物語的にも相当、というか
「一番の核」として重要となってくる
ペールとソールヴェイの関係。


しかし演じるのは現代に生きる人間。

人間には「相性」というものがありますから
そのことをさち子さんとヤスは気にしてくれていました…

「どんな子であったって、
絶対に骨の髄まで愛してみせるんだ。」


そんな揺るぎ無い答えだけ用意していました…。


ソワソワに耐え切れなくなり、トイレに立つ僕。

用を足し、鏡を見てふと思いました。

「愛してみせるとか言ってるけど、まず、
僕の方こそ愛してもらえるのだろうか…」


色々な不安がつのっていたのを良く覚えています…

トイレから戻ると、
待っているのは3人。

さち子さん、ヤス、そして
佐伯静香さんでした。



一目惚れ?…

僕が気に入るかどうか?

とんでもない。

ノープロブレム。


Thank you for casting.

なんて可愛いんだろう…




僕より年上だということは、直ぐにわかりました。
(失礼に聞こえるかも…)

凛としたその姿
話口調や声のトーン
声の温かさや相手を見る目
これは、たっっくさんの人に出会ってきた
僕より年上の人の姿だ

そう認識したのです。

僕は、初対面の方に動じたりはしません
むしろ初対面の方が話したいこと、聞きたいことが多く
ポンポン口から出てくるタイプです。

話して話して言葉を投げかけて…

そして静香さんは僕に言いました

「変わった子だね(笑)」

なぜだか撃沈したような気持ちでした…


元、劇団四季に所属していた静香さん…


その歌声に、僕は幸せを感じました…

「この人が…ソールヴェイ…」

歌う静香さんをポーッと見ていると
さち子さんは僕と静香さんを交互に見てニヤニヤしていました。


それからというもの、
僕の個人的なアプローチの日々は始まりました!


「連絡先聞かなきゃ!」と勇み立つと
「教えてもらえるかなあ(*´ω`*)?」とヤスは意地悪に言いました(笑)

僕の一挙一動が変で、静香さんがそれにキョトンとする度に
「洋平は女心がわからないねえ…(-_-;)」とさち子さんに呆れられる(汗)

挙句の果てに

「お子ちゃまだからしょうが無いよね☆」と

静香さんにまで言われる始末!!

ちっきしょう!!!!


最初の方は、負けず恐れずアプローチをガンガンとしていました、
けれど…

段々と不安になってきたのも事実。

「こんなにして、
いつか少しでも思いというのは届くのだろうか…」


そんなストレートな悩みもチラツキ始めました…

毎日、毎晩、寝る前は必ず、メールを打ちました
(ほぼ一方的(汗))

思うこと、考えること、伝えたいこと、提案…
色々をメールしました。

「僕はこんなに好きなのになあ…」

なんていう、
ナルシスティックな悩みまで(アホか(笑))

さち子さんから電話を貰ったこともありました(笑)
(ごめんよおっ母、ろくでもない息子で…)


静香さんは本っっっ当に素敵な方です!!

誰がなんと言おうと!!

(誰も何も言っていないけど!)




僕が保証してみせます!!



もしもこの世の男性全員が
静香さんに何一つ魅力を感じなくなったら
(なんちゅう設定だよ)
それはある種僕にとってはチャンスかもしれないけれど
僕はその男達に、静香さんの魅力を洗いざらい並べ立てて
突きつけてやれます!!


もしもこれから静香さんが出会う人々が
(男女関係なく)
静香さんの優しさに触れられないままに
別れてしまいそうだったら、
僕はそれを止めて、
もっと静香さんの優しさに包まれてみて欲しい!
こんなもんじゃないんだ!と
お伝えしたい!!






もしもこの世の全ての人間が

静香さんに絶望したとしても

(なんちゅう設定をまた…)




僕はその絶望を

素敵に変えてみせることができます!!





静香さんは最後には
僕をペール・ギュントとして心の底から愛してくれました。
これは紛れも無い事実です。

努力した自分に少しだけ感謝ですが
やはり一番は、本人。

静香さんに感謝です…

計り知れぬソールヴェイの愛。
一人の男を一生涯かけて待つという女性。
「待つ」ということを、一生の仕事にした女性。
信じて、愛して待つ。
待ち続ける。

静香さんは
待っていてくれました。



よく静香さんは笑いながら言っていました。

「あたしはソールヴェイみたいな
素敵で強い女性じゃないよ(笑)」






とんでもない。

ソールヴェイはソールヴェイ。

あなたはあなたで十二分に素敵で強い女性です。


もしもあなたが
ペールが自分の人生が何だったのかという謎に直面するかのように
自分の魅力や人間性についての謎に直面したら
僕を頼って下さい。

その時は、僕がソールヴェイの様に
全身全霊の愛でもって
僕の信じる答えを述べますからね。


いつまでも、
元気にエヘエヘ笑っていてくださいね(笑)



ちっちゃな体、一杯の愛を込めて…



☆おしまい☆

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